じこぼうを食べる・一


じこぼうは、例えれば巨大なナメコのようなキノコだ。かさの裏にはひだがなく、黄色味がかったスポンジ状になっている。

黄色い色とぬるぬるに初めて見る人は「食べられるの??(私もそうだった)」、と思ってしまうが、歯ごたえ良く、香り高く、大変おいしいキノコだ(と思っている)。…ただ、漉すのが(洗うのが)大変なんだけど…。

ぬるぬるしたかさに、唐松やらなんやらの落ち葉がくっつくと洗っても取れない。…唐松の葉もダシのうち、というノリで食べないとやりきれない。

その年や時期によっては、細かい虫もつく。…というかだいたい、ついている。まったくついていないというのはほんのわずかだ。この虫も、ダシのうち。超微量ながらたんぱく質の補給にもなるかもしれない(笑)。

洗ったら水煮にすると、小さな虫が出てくる。気がつかないで食べてしまう程度のものだが、嫌な人はキノコを取り出してから、汁をさらしなどで漉せばいい。この汁に香りと味が出るので、捨ててはもったいない(塩漬けにする場合は別)。

そうそう、軸も捨ててはいけない。シャキッとした歯ごたえがあってとてもおいしい。指で土のついた所だけをこそぎ落とすだけ。

あまりにもたくさん採れたとき、同好の友人のアイディアで(自分で気がつかなかったのが悔しいが)電子レンジでチンしてみたら早いし楽だった。
この方法では虫は出にくいが、洗ったジコボウを皿に入れてラップをして、量に応じて時間を決めチンするだけ。ラップをはずして冷まし、ビニール袋に入れて冷凍する。
水は全く入れないが、驚くほどジコボウから水が出る。もちろん、汁ごと冷凍。保存しないときは、洗った後ふつうのキノコのように料理して食べればいい。


Diary : 今日のごはん index

RYUKO KAMIJIMA Web Site

© 2003-2023 Ryuko-Kamijima.