退会するってそんなオーバーな、そんな固い集まりじゃないんだし!
先日の日曜日に、そうみんなに言われつつマーブルを退会した(したのか?笑)。
マーブルは絵画の枠にとどまらない表現者のグループで、二年に一度というゆるいペースでグループ展を開いている。
みんな年齢を重ね、それぞれの仕事はまあ変わらずだけれど子供の世話が親の介護になったりはたまたプラスされたりと、彼女たちは相変わらず忙しい。
私も前々回には参加したものの、実はかれこれ10年以上、自分の制作とは縁遠くなっている。
そんな私でも置いておいてくれ、(みんな新作なのに私は過去作品で)参加させてくれ、今回のミーティングでも退会発言をした私をひきとめてくれたメンバーに、
「ひとりになって己を見つめなおします」と、まるで中学生みたいなことを言った私なんだけど、本当にもう出展する過去ネタもないのである。
なぜ休会にしなかったのか、というと、自分のことだけを考えてみたくなった、から。
そんな「今ありたい自分」というイメージがあるだけで、そんなに深い考えがあるわけではない。
一度にひとつのことしかできないので、わがままができるマイペースでとりあえず、
ときどき鉛筆を握る。
そうやって始まるのが、いい。
とは言え「家族の誰かしらを病院に連れて行き何度目なのかわからなくなった手術に立ち会う」と言う人生に最近、かなり疲れているので、このまま自分の人生がフェードアウトする可能性も無くはない。
なぁんて笑えない冗談はさておいて、さて。
では、ボールペンで愛猫をスケッチ。

創作したい気持ちが失せてしまった私の、長いながいリハビリ期間が終了するのがいつなのか、自分にもわからない。
でもまだしばらくは、プレッシャーを忘れた平穏の中にいたい。

春の庭で咲いた、優しい桃色の鶯神楽(ウグイスカグラ)
渦中に居るときはなかなか気がつけないことがある。
もうダメだと言うギリギリになって気がつくことがある。
助けるつもりが助けられ、育てるつもりが育てられ。
あのムスメが私に代わって家事をやってくれる時が来るとは(感涙)。ああ本当に生きててよかった。
かつて無いくらい長く体調不良が続いていた(しかし仕事はしていた)ある寒い朝、いつものようにムスメを送りに出たときに眩暈を起こしてひっくりかえった私。
玄関が狭いおかげで棒のように倒れることができず(笑)事なきを得たが、大理石貼りなんかの広い玄関だったら、頭を打って救急車に乗せられたかもしれない。
貧乏な家で良かった。と、痛む腰をさすりながら苦笑いである。
しかし「大丈夫~?、もう。無理して出てこなくていいよ。んじゃ行ってきま~す」とウロタエルことなく普通に学校へ行く逞しいムスメ。中学3年てこんなもん?
15歳当時の私なら、ビビッてそのまま休んじゃったかもしれないのに(笑)
そして…ついに…というかとうとう、朝ムスメが朝食の支度をするようになった!!
とは言っても前日に私が仕込んだ(洗った?)サラダとパンと果物と牛乳と卵と言うメニューなので、料理するのは卵のみである。
目玉焼きくらい自分で焼けよ。と常々思っていたので、これ不幸中の幸い、まさに怪我の功名。
ここ数年オーバーワークが重なっていた上にムスメの定期通院に加えて母親の闘病による通院送迎が加わり、自分の体を振り返る暇もなかった。
が、ふと気がついたら私も40をとうに超えて曲がり角どころか下り坂を転がるだけ…き、気を付けなければ…。
そんなわけで年賀状も出せず寒中見舞いも出せずで遠方の方々には不義理のしっぱなしである。
こんなところで何ですが、いろいろとご心配をいただきましたが、とりあえず、生きております。
さてムスメの家事代行はというと、ほぼ7日間で終了した。3日を越えたのも成長の証である。
ずっとやってくれても良いんだけどな~。どうやったら家事に興味のあるムスメが育つんだろう…。
でもあんな形で体を張るのは、もう二度と止めておこう…。

ムスメは二度目の参加、サイトウ・キネン・フェスティバルパレードのゴール地点・松本城本丸庭園である。

アルプちゃんが「熱中症になりそうです」と言って途中退場するくらい、やっぱり暑い夏の日。
しかし今年のムスメは、去年よりも一回り小さなチューバを肩にひょいと担ぎ、余裕綽綽で行進だ。
ノリノリで金管バンド部を楽しんでいたムスメ、記念撮影までもとっても楽しそう。

最後まで持つかと(笑)心配していた去年が懐かしい。
今年は小澤征爾さんも指揮をとってくださって、感激もひとしおである。お天気にも恵まれ、ダイナミックな雲と青空に松本城の白黒のコントラストが美しい。
小学校最後の夏の、良い思い出のヒトコマになってくれるに違いない。

これが最後のぼんぼんか、と思うとやっぱり感慨深いものがある。
今時のムスメたちは唄もカセットテープに唄ってもらって、タラタラと町内を歩いているのであるが、大人になってこの夏の行事を振り返ったときなんて言うんだろう。
「楽しかった」と言えたら良いな、と思う。

小学生の夏休みのイベント、『一人一研究』。
「今年も魚にしようよ~」と誘っていたんだけど、採れちゃったクロカワムシのスケッチをひぃひぃ言いながらしていたムスメは「もういい。」
そこで今年も「おかーちゃんが面白そうって思う題材なら手伝ってやる。」
…と言っていたら、これ↓になった。

サポナリア(サボンソウ/ソープワート)町内の堤防道路にて(子供が撮影)。
と、いうことで、最後のテーマは「身近な植物と外来植物」。

これはガーデニングに人気の、丈夫なヨーロッパ原産・ナデシコ科の宿根草。ハーブとして使われる場合もあり、色んな場所に植えられている。
がっしりとした根で、大株になっていて、タネも沢山つけている。
どんどん蔓延りそうな雰囲気である。この河原にもあちこちに株が茂っていた。
オオキンケイギクが槍玉に挙げられているが、ヒメイワダレソウとかこのソープワートとかはどうなんだろう?
どう見ても、他の植物を席捲してしまいそうな勢いなんだけどな。
同じナデシコ科だし、今じゃ滅多に河原で見られないカワラナデシコなんかがまだ残っている場所にこのソープワートが進出したら、在来のナデシコは新種の外来ナデシコ(科)に駆逐されてしまうんじゃないだろうか。
・・・てことを説明しながらいつの間にか私のほうが、一生懸命カメラを向けているのであった。毎度毎度、誰の研究なんだかね(笑)。

堤防ではオオオキンケイギクもきれいに咲いて、種を沢山つけていた。

サボンソウ:Saponaria officinalis L.
Y-List(米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」)