さて前回に引き続き鮎料理オンパレード、その2。前回はオヤツ、今回は晩御飯である。
さて、鮎は私にとって高級魚なので、普段だったらから揚げなんてトンでもない話なんだけど、たくさんあるから(嬉)「鮎のから揚げ」も味見してみたい。
中骨は別に揚げて、やっぱりビールでしょ!
から揚げの感想は、・・・やっぱり鮎は塩焼きかな〜。揚げちゃうと何でもから揚げ味になっちゃうような気がする。あのブラックバスだって美味しかったんだし…。比べようもないが。
もちろん、クセも臭みもまったくなくて、美味しいから揚げでした。
さて一度やってみたかった、押し寿司(バッテラ風)。
塩と酢と昆布で〆た鮎を押し寿司にしてみた。
まさに、バッテラ味(笑)何をしても美味しい鮎だけど、いろいろやってみて私のベストオブ鮎料理は、
1、鮎ごはん
2、塩焼き
が好きなんだと認識した。
鮎ご飯と鮎寿司は実家に持って行って味見してもらったら、老両親は「鮎寿司が旨かった」と言っていた。「ごはんは鮎がどこに入っているのかわからん」あ、ごめんね。私が身を拾っちゃってダシしかなかったかしら(笑)
ごちそうさま。心から満足できた、天龍の鮎。シーズンの鮎は、最高です!
ある日飯田の友人から「釣れたよ~。住所教えて」と電話が。
そして送られて来たのは、鮎、である。…それにしてもウッヒョ~、まるまると太った鮎がいっぱい入ってるヨ~!超う!れ!し!い!
そこで早速「俺も鮎食いたい。」と言っていた奈川のSちゃんに半分転送。
それでもパッと見て私には数えられないくらいあるぞ(笑)
さぁ~て、今日は鮎づくしだ!
やっぱりなんと言っても、塩焼きだよねぇ。豪華に二本、いっぺんに食べちゃうぞ。夏らしいランチョンマット(って手ぬぐいだけどね)を敷いて見たりしてちょいと気分を出して食べよう。
って、支度に大騒ぎしても食べるのは数分なんだよね。
さて次は、この間釣具屋さんで作り方を聞いてきた鮎ご飯。じっくりと焼いた鮎を米と一緒に土鍋で炊きこんじゃう。はみ出てるところがナイスでしょ!
ウヒャ〜、良い匂い!
今回初めて作ってみた鮎ご飯だけど、そりゃもう、最高に美味しかった。さて、もいっちょ、鮎料理は続きます。
所用があって久々に飯田へ行き、通り道の釣具屋さんに顔を出したら、鮎釣りに行くと言う釣り人たちがカウンター前に置かれた椅子に座って談笑していた。「天龍の鮎って美味しいんですってね〜。そういえばここ数年、鮎は食べてないなぁ、生簀のでも良いから買って帰ろうかな(本気)」なんて言ってたらMさんが
「釣れたらあげますよ」だって!!是非、釣って!!!お願いします。
…て、ことでこのまま帰れない私、まあいいや夕方までに帰れれば、とギャラリーになって応援に。
オミヤゲがかかっているんで、見ているほうも手に汗を握っちゃうんである。そして、この天龍川にドブンと浸かっての鮎釣りが、見ているだけでも、とってもエキサーイティング!!
水量が多くて流れが強い天龍、鮎がかかると並大抵じゃない引きが味わえるのだそうだ。腰、じゃなくて胸、と言わず首まで川に浸かって竿を握り締めるMさん。
お見事、ピカピカの鮎をいただきました。嬉しい〜!
まずは美しい魚体をじっくりと鑑賞。鮎って本当にきれいな魚!
そして「きゅうり」の香りを楽しみ、いつ見てもオバQそっくりの口にひとしきり笑ってから、調理に入る。
もちろん塩焼きでしょ!ちょいと乾かして、じっくり焼いて、頭から丸かじり。
あ〜〜〜〜〜〜、鮎の香り。
今年も、夏が来ました。
今年も釣り師Sさん@八王子からイサキがいっぱい送られてきました!
早速エラとワタを抜いて下ごしらえ。
やっぱり刺身だよねぇ~。脂が乗って、う~~~ん、旨い。
塩焼きも脂がジュ~~ッと染み出して、これまた旨い!
今年も子供のリクエストにお応えして刺身の残りをマヨネーズ焼きにした。
ああ、お酒が美味しい。カンパイ!海の無い長野県に居ながらにして、旬の、釣りたてのイサキが今年も食べられる贅沢、幸せです。
ついに、この日が来た。夢にまで見たこの日が・・・。
ある日、「おかあちゃん、家庭科でねぇ~野菜炒め作ったんだよ」とムスメ。
「へぇ~、んじゃ、作ってみてよ」と私。
「いいよぉ。」
(えっ!!!ホント!???)
そして出来上がった、土曜日の朝ごはんの野菜炒め・ウインナー入り。
この時とばかりに、冷凍ほうれん草のバターソテー・簡単チン料理をムスメに教えるために私が添えたほうれん草のソテー付き。
そりゃもちろん、美味しいに決まってる(感涙)。
私の美味しいと感じるツボその一は、『手濡らさず』(台所で水を使わない=要するに料理をしない)なんだもん。
・・・で、問題は、これが続くかどうかなんだけど・・・。
娘、こんな感じのドヤ顔でした。
遠山川へ釣りに行った神奈川の友人がわざわざ松本に寄ってくれ、テーブルの上にずらりと魚を並べて「どれでも好きなの選んでよいよ」と言う。
「え~良いのぉ、じゃこれ♪」と一番大きいのを手にする、遠慮のエの字も無い私。だってこんなに大きいアマゴ、食べたことないんだもん。
これだけ大きくなれば私でもなんとか刺身にできるんだけど、以前に某場所で釣られたイワナの口の中にギリシャ文字の「パイ」の形をした白いものがいっぱい動いているのを目撃してしまってから、生の川魚は避けている私。
そこで、いつだったかやはり釣りも、釣った魚を料理をするのも好きな岐阜の友人に、美味しいアマゴ料理法を教えてもらった時に聞いた「バター焼き」にチャレンジしてみることに。
と、思ったらバターが無いじゃん(笑)なので、小麦粉はたいて塩コショウしてオリーブオイルとニンニクでムニエル風にした。
魚が大きいとやっぱりなんとなく大味かも。…でも最近塩焼きに飽きた贅沢な子供も喜んで食べていた。
個人的には川魚は25センチくらいまでが一番、美味しいような気もする。
中骨を取ると身が無くなりそうだったので(笑)二枚下ろしにしたため、残ったのはヒレと頭。
これは片栗粉でじっくり二度揚げしてから揚げに。
これがまた、ビールに合うんだよね~。
母から貰ったカレイの煮つけとお隣さんからいただいた野沢菜のしょうゆ漬けで、ワイン。
子供が学校から持ち帰るお便りにこんなのがあった。
「お酒、タバコ、薬の害をビデオを使って学習しました。飲酒による害、そしてタバコは…」
以前も思ったけどどこかカチンと来る書き方である。
いつだったか忘れたが、晩御飯いつものように「その他の雑酒」の缶をプシュっとやったら、娘に
「おかあちゃんってアルコール中毒?」と無邪気な顔で聞かれたことがあった。どこで覚えてきたんだそんな言葉。
仕方ないのでアルコール中毒の症状とそうなってしまう原因といろいろ説明したけれど、誤解は解けたのか不明(笑)だ。
私は小さい頃から親が2人とも晩酌する家庭で育ったので、お酒に対しては神経質じゃない方だと思う。
オンナノコだし、ムスメだって初めての飲み会でひっくり返って危ないことにならないように、自分のアルコール許容度くらい知っておいた方がいいと思っているくらいだ。
こんなこと書くとまた誤解されちゃうかな。
「お酒を飲んだことがある人、と聞いたら半数ほどが手を上げましたが…」
ともおたよりには書いてあった。
ウソのつけないムスメ、3歳の時七五三でいただいたお神酒のことを考えて手を上げたんだろうな、バカめ。
あの時上の息子は「からい~!」と言ってぺっぺしていたが、ムスメは
「おいちい♪」(←当時三歳児)と言ってたんだよ~とおもしろがって話してやったのが間違いだったか…。
そんなことを考えながら紙箱ワインを用意する私。
でも夜の仕事が毎日なので、せいぜい二杯だよ?
だから誤解しないでね。