
2003年の飯山の叔父の家の雪囲い
今年の豪雪で、災害救助法が適用され、飯山市に自衛隊が派遣された。
本家である北町に住む叔母と、飯山小学校近くの福寿町の叔父に、お見舞いの電話をかける。
お見舞いと言っても何を言ったらよいのかわからない。屋根の雪は下ろさないとどうしようもないし、年をとっていても人手がなければやらなければならない。
叔父のところは親戚が来てくれて、雪下ろしをしてくれると言った。玄関やそのほかは叔父は自分でやっている。去年大病をしてまだそんなに時間も経っていないのに、80歳を超えた叔父は今年も雪かきをしている。
北町のほうはいとこが夫婦で雪下ろしをしているそうだ。たまたま隣が空き地で近所の雪捨て場になっているのだが、今は棄てられた雪が2階の屋根よりも高く積み重なり、限界のようだ。
「雪を棄てるところもいっぱいなんだよ。」と電話に出てくれた従兄の細君・Kちゃんが言う。
今年の飯山からの年賀状には、
「この大雪の飯山から逃げ出したいです(90歳近い叔母から)」
「飯山は、雪にうずもれています(一番若い叔母から)」と書いてあった。

福寿町の叔父の家には蔵があり、子供の頃探検気分でここに入るのが好きだった。
叔父は毎年、山の果実やら何やらで、果実酒を作る。蔵の1階の梁には「××年 やまぶどう 11月××日 ×K」と、白いチョークで果実酒を作った日が書かれている。毎年、記しているそうだ。
それらに混じって、その年の春の雪どけの日が書かれている。
「13年 雪消 4/20」あれからしばらく、叔父の家には行っていない。
少しでも早く、飯山の雪が消えますように。
気が早いと思っても、そう祈らずにはいられない。
