歓迎吹奏楽パレード、当日


無事に終了、歓迎吹奏楽パレード。それにしても暑かった…。
朝も早よから、解散場所から最短距離のポイントに車を止めるため、朝食を弁当にして家を出る。
だって楽器が重いんだもん…。コドモの前では言えないが、親の私でもあんなもの、1mでもよけいに持って歩くのは嫌だ。車の中で朝ごはんをいただきながら時間をつぶし、さて、とケースから出した楽器をコドモと2人で担いで集合場所へ歩いていく。
ムスメの楽器はチューバだ。それも、でっかいヤツである。
前回家に持ちかえって来た時に
「ねえこれって、どのくらいの重さなのかなー」と言うムスメに
「さあねえ~3キロくらいかな?(とりあえず今は誤魔化しとこう)」
「え~そうかなぁー………」という会話をしていたら、学校で先生が重さを量ってくださった。
「ねえねえお母ちゃん、チューバね、10キロあったよ!」
…げげげげ。でももっとあると思ったぞ。ああそうか、ケースも重いんだな、今度それも量ってみよう。毎度ケースごと持ち上げているのは私だ(泣)。
その10キロにベルトをつけて、肩と片手で支えて歩くわけなのだが(片手はピストンの上)、長期休みのたびに「重い~つかれた~」と学校の荷物を持ち帰ってくるウチの軟弱ムスメが30分弱の道のりを、歩ききれる確率は30パーセント…と先生も親も意見は一致。両方で
「おまえは(あなたは)プラカードを持ちなさい。」と言うのに「絶対嫌だ。チューバを吹く」と言い切ったんだから根性で歩けよ。
肩にベルトがくい込んで痛いと言うので、肩当てタオルをちくちく縫ってパットにして、
「中に根性、必勝、完走(?)って書いといたからね」と言うと
「冗談でしょ」と冷たいムスメ。いや本当に紙に書いて入れようかと思ってたんだけど、忘れて閉じちゃったんだよ(涙)

開始前の練習、整列の間なんだかんだと私や先生に世話を焼かれ、なんとか歩き出したムスメの学校の順番を、パレード開始地点ゲートの少し先で待ちかまえている間、どうしたって目が行くのはチューバだ。
うーん、みんな必死だなあ…顔を赤くして汗びっしょり、この地点ですでに余裕、ゼロだぞ。

ゲートの手前ですでにリタイアしてないかと気を揉んでいたら、他校の列の中にムスメより一回り小さいチューバを担いだ子供が2人いて、1人を先生2人で補助(?)している。2人の子供に4人の先生。
おお。さすが学校によってこうまで違う対応。我が校は甘やかしてはくれないが、いざ、と言うときは列の横と斜めうしろと最後尾で見守る3人の先生方がダッシュすることになっている。「お母さん!いざと言うときは私が楽器を持つからお母さんは娘さんを。」「はい!了解いたしました先生!」という感じである。

…と、いうことなので、付き添いの先生のように車道を歩けない私は、同級生が中から眺めているであろう呉服店に「久し振りぃ元気?いやぁ実は今日、娘がほら、そこそこ…」などと声をかける余裕もなく、行列と一緒に渋滞する反対車線をひた走るのである。のんびり写真なんて撮っている場合じゃないのだ。(撮ったけど)
にこやかに列を見送る、のではなく、首だけ列の方へ向け真剣な顔つきで人を避けながら走るやや危険運転の私。ふと気づくと前方に同じペースで走る女性…オヤ?ムスメの友達のお母さんじゃないですか。
「あなたもなのね!」という同士のような気持ち(私だけ?)で後を追うが、あれ、周りを見たらそんなお母さんとお父さんがいっぱい(笑)みんな知っている顔だ。
あれ、それにもう目の前がお城じゃん。早かったなあ。ああよかった無事に到着。
笛の号令で演奏を終えたムスメは、真っ赤な顔をして付き添いの先生に一緒に楽器を持っていただいている。
お礼を言って私が楽器を持とうとすると、なんと教頭先生もいらして
「私が持ちますからいいですよ」とおっしゃるので、恐縮至極。
そして楽器を持とうとする私の申し出は受け入れられぬまま、先生はなんとそのまま本丸庭園まで重いチューバを運んでくださった。…そういえば、バンドフェスティバルの時も確か教頭先生に運んでいただいてました…ありがとうございます。

本丸庭園での演奏も、立って担いで3曲ちゃんと吹いたらしい(見えてないので)。

今日ばかりは演奏がどうの、曲がどうのという余裕は親子ともども全く、無し。

戻ってきたムスメにとりあえず「いや~素晴らしかったねぇぇ~見事カンペキに歩いたじゃん」と言いつつ「で、どうだった?」と感想を聞くと
「なんか、…距離、短かった」。

へぇーえ、きっとあれだよあれ、アドレナリンが駆けめぐっていたんだよ、あなたの体の中を。今日のこの根性を、他にも応用してもらえると嬉しいんだけどな~。

[参考リンク]
セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)
本川達雄先生ウエブサイト歌う生物学


Diary : 普通の一日 index

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