退会するってそんなオーバーな、そんな固い集まりじゃないんだし!
先日の日曜日に、そうみんなに言われつつマーブルを退会した(したのか?笑)。
マーブルは絵画の枠にとどまらない表現者のグループで、二年に一度というゆるいペースでグループ展を開いている。
みんな年齢を重ね、それぞれの仕事はまあ変わらずだけれど子供の世話が親の介護になったりはたまたプラスされたりと、彼女たちは相変わらず忙しい。
私も前々回には参加したものの、実はかれこれ10年以上、自分の制作とは縁遠くなっている。
そんな私でも置いておいてくれ、(みんな新作なのに私は過去作品で)参加させてくれ、今回のミーティングでも退会発言をした私をひきとめてくれたメンバーに、
「ひとりになって己を見つめなおします」と、まるで中学生みたいなことを言った私なんだけど、本当にもう出展する過去ネタもないのである。
なぜ休会にしなかったのか、というと、自分のことだけを考えてみたくなった、から。
そんな「今ありたい自分」というイメージがあるだけで、そんなに深い考えがあるわけではない。
一度にひとつのことしかできないので、わがままができるマイペースでとりあえず、
ときどき鉛筆を握る。
そうやって始まるのが、いい。
とは言え「家族の誰かしらを病院に連れて行き何度目なのかわからなくなった手術に立ち会う」と言う人生に最近、かなり疲れているので、このまま自分の人生がフェードアウトする可能性も無くはない。
なぁんて笑えない冗談はさておいて、さて。
では、ボールペンで愛猫をスケッチ。
創作したい気持ちが失せてしまった私の、長いながいリハビリ期間が終了するのがいつなのか、自分にもわからない。
でもまだしばらくは、プレッシャーを忘れた平穏の中にいたい。