野山の植物  p2

枯れ木からノリウツギ

あ~~~仕事の峠は見えてないけど取引先は盆休みだし、今日だけは休みにしちゃおう。
いざ山へ。
朽ちたサワラ(たぶん)の空洞になった根から生えているノリウツギ。


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雨にけぶる森。

雨のなか、空へ向かいすっくと伸びあがる大木。
人の手が入ってもいなくても、木々は正直に枝葉を伸ばし、時に枯れ落ち、
そして長い長い時間をかけて、新しい森を育てる。


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絵を描くコケ

垂直の岩肌に広がるコケ、こけ、苔。
この苔をおフトンにして、木や草が芽を出し、根を張って行く。
すごいなあ。おもしろいなぁ。


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山の、ヤマアジサイ

印刷会社の仕事を始めてから、お盆はずっと仕事(泣)しかも当面の土日は子どものイベントがあって、もうこの連休しか山へ行けない。
…というのに雨、しかも小雨ではなく時々ざんざん振り。
カッパ着て根性でデジ一カメラを出す。上にタオルを乗っけて…

まるでハサミで真っ白な紙をちょきちょきしたようなヤマアジサイ。山道の土手に茂っていた。
きれいだなぁ。


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ムラサキケマン、キケマン、ウワミズザクラ、春の山

山もすっかり、春。
ムラサキケマンがたくさん咲いていた。

ムラサキケマンとよく似ていて花が黄色い「キケマン」もこの時期に咲く。

群れて咲いていると、どちらも結構きれい。

雪解けの水が岩盤を濡らす。岩場に生えた松の子供に雫が止まる。

実生のカラマツ。
遠くて写真がぼけてしまったけど、川の向こう岸に大好きなウワミズザクラが満開に咲いていた。

このさくらんぼで作った果実酒を叔父から貰ったことがある。とても上品な味で。それは美味しかった。
ウワミズザクラの実は熊も好物、だそう。


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ヤマエンゴサク

大好きな山の花のひとつ。
アップで見ると本当に面白い形をしている。
株によって花色も様々で、薄桃色から薄紫、水色、青、青紫と何とも微妙な色合いだ。

この日はあちこちで群れ咲くヤマエンゴサクを見ることができた。


ヤマエンゴサク:Corydalis lineariloba Siebold et Zucc.
Y-List(米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」)


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セツブンソウ:2006年

諏訪へ私用で行った帰りの、塩尻峠から蓼科、八ヶ岳が見えた。思わず車の助手席のカメラに手を伸ばし、あわててシャッターを押した。
ちらッと諏訪湖も見えて、とってもよい天気。車の中は暑いくらいです。

なかなか出かける機会がなかったので、塩尻にいるんだしと、宗賀に寄ってセツブンソウを見に行くことにした。もうギリギリだと思っていたし。ひょっとしたらもう、種になっているかもしれない。

神社の前に着くと車やタクシーが数台いて、ロープで仕切られた斜面の道を登っていくと、カメラを構えるご夫婦が一組だけ。
横を通る時ちょこっとご挨拶をして、あんまり時間もないし、とりあえず一番上まで上って引き返してくる。よかった、まだ花が咲いている。
ちょうど撮影が済んだ様子のご夫婦が道を下ってゆき場所が空いたので、私も撮影。

日の光のほうに花を向けるので、なんだかみんな反対方向を向いちゃっている。いい天気だが風が冷たくて、花も閉じ加減。もしくは受粉して、種をつける準備をしているのかな?

やっぱり、すでに受粉が済んでるみたい。来るのが遅かったなあ。
セツブンソウ、今はほんとうにぽち、ぽちしかないけれど、一昔前はこの辺りは山道だけでなく生活道の脇にも群生していたそうだ。セツブンソウの群生なんて今じゃなかなかお目にかかれそうにないが、この小さな草が満開に咲いている様子は、さぞかし可愛らしいのだろう。

地区の方々は保護活動にも取り組んでらして、日出塩にセツブンソウの公園を作り、種を撒いて育てている。
本当に、自然にまかせていれば消えて行ってしまいそうな、弱々しい、可憐な花だ。

終わりかけのセツブンソウの間からカタクリが花茎を伸ばし、開花をスタンバイしていた。

去年(2005年)のセツブンソウ


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