ざんざん振りの雨がひょっこり上がって日の光が雲の間から射した。
薄暗かった庭先があっと言う間にドラマチックな絵になる。光と影の見事な演出。
差し込んだ強い夏の日差しが無機質な壁に絵を描く。一瞬の、贅沢な楽しみ。
バニラ・ママの庭のバラ、今年は最盛期の見ごろに伺って写真を撮らせていただくことができた(先月の話なんだけど)。
去年の秋から新しいバラとお庭をHPにアップさせてくださいねって言いながら、あれ、気が付いたらもう今年の花…。
これはとってもきれいな花だけど、名前、なんでしたっけ?と何度聞いても忘れてしまう私…。
葉の下に隠れて咲くので、いつもこの小さな花が咲き出したことに気が付かない。
今年もぼちぼちかな…と膨らんだ蕾を数えていたのに、気が付いたら終わりかけの花。
2センチあるかないかのちいさな花だけれど、とってもかわいらしい。
開いた花の上弁は細かい赤紫の斑点があり、飛び出した雄しべも面白い。
車状に並んだ葉も面白い風情で、お気に入りの木だ。
白花のイワシャジンがメインの石付けだけれど、年中ちょこちょこと花が見られるように色々と足していった。
春にヤマツツジが咲いて(あれ?今年は咲いたっけかな)、今は黄色い花のタマガワホトトギスとヤマアジサイが咲いている。
去年ものすごく調子よく咲いたヤマアジサイ、今年はお疲れのご様子。
ホトトギスが終わると斑入りのヒメギボウシが咲き出す(筈)。その後がお楽しみのイワシャジン。3年間水だけの生活で、石の中の皆さんは栄養失調気味のよう…今ごろになって一生懸命液肥をあげているが、さて、今年のイワシャジンはいくつ咲くかな?
石臼の上に倒伏するツバメオモト。
相変わらず雨の少ない松本。やっと雨が降っても、すぐに止んでしまう。
今年も空梅雨かな、と心配しているが各地での集中豪雨による土砂崩れや浸水のニュースもテレビに流れ、まさに人間の都合ではコントロールできない地球規模の「自然の理」を、庭に水を撒きながらしみじみと実感してしまうこのごろ。
アケビの葉に止まった雨露が、射してきた日にガラスのようにきらめく。
信州鉄平も水を含んで渋い色に変わっている。石は濡れて初めて、その色を見せてくれる。
コントラストが強くなってきた7月の光の下で白っぽく乾いていた葉たちが、雨が降り出すとそれぞれの色をとりもどす。
鬱蒼としてきた玄関前で、フシグロセンノウが咲き出した。
曜白朝顔に、また花が咲きました。
竹垣の前の大きな鉢の隅に植え放し。ひとつずつ、ぽつんぽつんと咲いています。この間まで青紫の花だったのに…赤紫の花…次に咲く花はどんな色だろう?
カマキリのコドモが素晴らしく良い位置にいて、そうっとカメラを取りに行きましたがシャッターチャンスを逃しました。
写真撮るだけなんだから、逃げないで…。