ジネンの庭  p9

ショウジョウバカマ

水鉢の横、3年目にして咲いてくれました。
咲き出しはとっても可愛らしくて、頬がゆるむけど…

この後、茎が立ち上がって面白い様子になる。

(撮影:5月1日)
山で見かけると、この桃色が驚くほどよく目立つ。だいたいひとつ見かけるとその周辺に固まってあるので、この時期見つけやすい花だ。
猩々(猿の顔)に見立てた名付け人の目には、まだ雑木の芽吹きも始まったばかりの山肌に咲くこの花が、さぞ鮮やかに色づいて見えたのだろう。


ショウジョウバカマ:Heloniopsis orientalis (Thunb.) Tanaka
Y-List(米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」)


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穀雨

穀雨。暦どおりに雨の、松本。
ガマズミの蕾が膨らんで、あっちもこっちも花芽で嬉しいな。なぜ今年はこんなに花付きがよいのでしょうか。
ウツギも花芽だらけだし。嬉しいけど…?

玄関を一歩出た所に、雨に濡れて青いチオノドクサが咲いている。
そんなところまで球根を埋めた覚えが無いのに、見事にすべての人の通路になるところに出て来た。
去年の秋に水鉢の横に植え放しにしたのを、移したつもりが残っちゃったらしい。

出てきた葉を踏まれ、それでも出てきた蕾を踏まれ、こりゃ可哀想に見られたもんじゃないと思いきや、何度も踏まれ続けたおかげか、真北の玄関で徒長もせずに、しっかりした花を咲かせた。
↑わかる?(ピンボケですが)
ここまで「花」になると、新聞屋さんも牛乳屋さんも、お客さんもムスメも、ムスメの友達もよけて通ってくれる。

一刻も早くタネをつけて子孫を残そうとしてるのかしら。このかわいらしい花に、「けなげ」と言うよりも、たくましさを感じてしまう雨の日でした。


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チオノドクサ

チオノドクサ?何度書いても言っても、面白い名前だ。最初はチオドノクサなのかチオノドクサなのか?覚えられなかった。秋植えの小球根。
鉢植えのキバナセツブンソウが終わると、代わりにチオノドクサが咲く。白や青、桃と色々な花色があるけれど、白が一番好きだ。

日当たりの良いところが好きな花なのに、深山の谷間のような日照時間しかないわが庭で、それでも花を咲かせてくれる。

チオノドクサには、花が大きくてたくさんつく「ジャイアント」という品種もある。

日照不足のためか徒長気味で、雨で倒伏してしまった「ピンクジャイアント」。
切花にして、水槽の上のミニ花瓶に飾ってみた。

日が射さずに4月とはいえ寒い我が庭のクリスマスローズは、まだ蕾で、安曇野市の実家から満開のものを切ってきた。かれこれ一週間もぴんぴんしている。
これで数日は、チオノドクサをそばでじっくりと見ることができる。


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シラー・シベリカ

秋植えの小球根。背丈は5~10センチくらいのちいさな植物。

鉢植えのネコヤナギの足もとに、肥料もあげずに何年か植え放しなのだけれど、増えもせず減りもせずといった感じで毎年出てきて、花を見せてくれる。
この輝くような青い色に、私は首ったけだ。…そのわりに放任なんだけど。ごめんね。

白も、清楚でなかなか美しい。


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ミスミソウ

北向きの(南側なんだけど塀と隣家で北向き庭)寒いさむ~いわが庭の片隅で、ミスミソウ(ユキワリソウ)が咲きました。
こんなに春早く咲いてくれる花はあまりない中、その愛おしさに頬が緩みます。丸みのある花弁もまた、可愛らしい。


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キバナセツブンソウ

去年の春激安(確か150円くらい)で買った洋種のキバナセツブンソウが、枯れたかと思ったら生きていました。春、晩くには休眠しちゃうので、生きているのか枯れているのかこの時期まで判断がつきません。白っぽい葉はこちらも洋種の「チシオ(赤い)キンバイ」です。

3月なかごろには葉が見えて、4月に入って蕾に色がついてきました。毎年嬉しい季節です。春休みももうじき終わるし。ああ、嬉しい。ありがたや、給食様。

ネコヤナギの鉢の足元の、シラー・シベリカが今年も出ました。4年目かな?とても美しい球根植物です。花も小さくてかわいらしい。地植えにするとうっかり、ふんでしまいそう。

暖かくなってきて、雪もすっかり無くなりスノードロップも思い切り花びらを広げています。種をつけたいんでしょうね、ぼちぼち、ハエも飛んでいます(虫って言ったほうがよかったかな)。


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春一番

わが庭で春一番に咲くのはスノードロップなんだけれど、その頃にこの鉢植えのネコヤナギもふわふわの花芽をふくらませている。
まだまだ冷たい風が吹く3月、このふわふわを指で撫でながら、にんまりして「春だなあ~。」と言うのを毎年楽しみにしている。やっぱり私には春一番、と言ったらこの、ネコヤナギだ。

ムスメが「友達に触らせるんだ」と言ってひとつ持っていったら皆で取り合いになったって。「もっともらっていい?」と言うのだが、今年は八つしか花芽がないんだよ。だめ!

↑実際に花が咲くのは4月の声を聞く頃(2005.04.08撮影)。こうなると花粉がくっついちゃって、もう触れない。


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